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初期バージョン から バージョン 1 における更新: TracLinks

差分発生行の前後
無視リスト:
更新日時:
2009/01/08 04:02:11 (16 年 前)
更新者:
trac (IP アドレス: 127.0.0.1)
コメント:

--

凡例:

変更なし
追加
削除
変更
  • TracLinks

    v1 v1  
     1= Trac リンク = #TracLinks 
     2[[TracGuideToc]] 
     3 
     4TracLinks は Trac の基礎となる機能です。というのも、 TracLinks によってシステムのエントリ間 - チケット、レポート、チェンジセット、Wikiページ、マイルストーン、ソースファイルなど - で簡単にハイパーリンクすることができるからです。 
     5 
     6TracLinks は通常、 '''type:id''' (''id'' はアイテムの 
     7番号や名前、パス) の形式で記述しますが、よく使われるコンポーネントについては、 
     8下の例のように表記を省略することもできます。 
     9 
     10== TracLinks が使えるところ == #WheretouseTracLinks 
     11TracLinks が使えるのは: 
     12 
     13 * ソースコード (Subverison) のコミットメッセージ 
     14 * Wikiページ 
     15 * チケット、レポート、マイルストーンでの説明記述箇所 
     16 
     17その他、 WikiFormatting を利用可能なことが明示されているすべてのテキストフィールド。 
     18 
     19例: 
     20 * チケット: '''!#1''', '''!ticket:1''' 
     21 * チケットのコメント: '''!comment:1:ticket:2''' 
     22 * レポート: '''!{1}''', '''!report:1''' 
     23 * チェンジセット: '''!r1''', '''![1]''', '''!changeset:1''', (ディレクトリを限定) '''![1/trunk]''', '''!changeset:1/trunk''' 
     24 * リビジョンログ: '''!r1:3''', '''![1:3]''', '''!log:@1:3''', '''!log:trunk@1:3''', '''![2:5/trunk]''' 
     25 * Diff ([http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 0.10] 以降): '''!diff:@1:3''', '''!diff:tags/trac-0.9.2/wiki-default//tags/trac-0.9.3/wiki-default''', '''!diff:trunk/trac@3538//sandbox/vc-refactoring@3539''' 
     26 * Wiki ページ: '''!CamelCase''', '''!wiki:CamelCase''' 
     27 * 親ページ: '''![..]''' 
     28 * マイルストーン: '''!milestone:1.0''' 
     29 * 添付ファイル: '''!attachment:example.tgz''' (現在のページへの添付ファイル), '''!attachment:attachment.1073.diff:ticket:944''' (絶対パス) 
     30 * ファイル: '''!source:trunk/COPYING''' 
     31 * あるリビジョンのファイル: '''!source:/trunk/COPYING#200''' 
     32 * あるリビジョンのファイルのある行数: '''!source:/trunk/COPYING@200#L25''' 
     33表示: 
     34 * チケット: #1, ticket:1 
     35 * チケットのコメント: comment:1:ticket:2  
     36 * レポート: {1} or report:1 
     37 * チェンジセット: r1, [1], changeset:1, (ディレクトリを限定) [1/trunk], changeset:1/trunk 
     38 * リビジョンログ: r1:3, [1:3], log:@1:3, log:trunk@1:3, [2:5/trunk] 
     39 * Diff ([http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 0.10] 以降): diff:@1:3, diff:tags/trac-0.9.2/wiki-default//tags/trac-0.9.3/wiki-default, diff:trunk/trac@3538//sandbox/vc-refactoring/trac@3539 
     40 * Wiki ページ: CamelCase, wiki:CamelCase 
     41 * 親ページ: [..] 
     42 * マイルストーン: milestone:1.0 
     43 * 添付ファイル: attachment:example.tgz(現在のページへの添付ファイル), attachment:attachment.1073.diff:ticket:944 (絶対パス) 
     44 * ファイル: source:trunk/COPYING 
     45 * あるリビジョンのファイル: source:/trunk/COPYING#200 
     46 * あるリビジョンのファイルのある行数: source:/trunk/COPYING@200#L25 
     47 
     48'''Note:''' wiki:CamelCase の書式が使われることはほとんどありませんが、 
     49ページ名が WikiPageNames のルールに従っていないページ (一文字、 
     50アルファベット以外の文字、etc.) をリンクしたい場合には便利です。  
     51WikiPageNames に Wiki ページ名へのリンクに関する特記事項が書いてあるので見て下さい。 
     52 
     53フル表記の (簡略形でない) Trac リンクでは、次のようにしてリンクタイトルを 
     54カスタマイズすることもできます: 
     55 
     56{{{ 
     57[ticket:1 これは1番目のチケットへのリンクです]。 
     58}}} 
     59 
     60表示: [ticket:1 これは1番目のチケットへのリンクです]。 
     61 
     62タイトルが省略された場合、 ID のみ (コロンの後ろ側) が表示されます。 
     63 
     64{{{ 
     65[ticket:1] 
     66}}} 
     67 
     68表示: [ticket:1] 
     69 
     70もし名前空間の一部が省略されていたら、 `wiki` がデフォルトの値です。(''バージョン 0.10 以降''): 
     71 
     72{{{ 
     73[SandBox the sandbox] 
     74}}} 
     75 
     76表示: [SandBox the sandbox] 
     77 
     78TracLinks はとてもシンプルなアイディアですが、実際にはとても複雑な情報網になっています。実際、使う分にはとても直感的で簡単ですし、 "リンクを追跡する" ことによってプロジェクトでおこったことやなぜある事象が起こったのかを理解するのにとても役に立ちます。 
     79 
     80 
     81== TracLinks の高度な利用 == #AdvanceduseofTracLinks 
     82 
     83=== 相対リンク === #Relativelinks 
     84 
     85ページ内の特定アンカーにリンクするには '#' を使用します: 
     86{{{ 
     87 [#Relativelinks 相対リンク] 
     88}}} 
     89表示: 
     90  [#Relativelinks 相対リンク] 
     91 
     92Hint: セクションのタイトルにマウスオーバしたときに、文字 '¶' が表示されます。これはそのセクションへのリンクですので、 `#...` の部分をコピーすれば、相対リンクのアンカーとして使用できます。 
     93 
     94[http://trac.edgewall.org/wiki/SubWiki SubWiki] ページにリンクするには '/' を使用します: 
     95{{{ 
     96 WikiPage/SubWikiPage or ./SubWikiPage 
     97}}} 
     98 
     99[http://trac.edgewall.org/wiki/SubWiki SubWiki] ページから親ページにリンクするには、単に '..' を使用します: 
     100{{{ 
     101  [..] 
     102}}} 
     103 
     104[http://trac.edgewall.org/wiki/SubWiki SubWiki] ページから兄弟の位置にあるページにリンクするには '../' を使用します: 
     105{{{ 
     106  [../Sibling see next sibling] 
     107}}} 
     108 
     109''(0.11 で変更された箇所です)'' Trac 0.10 では `[../newticket]` のように書くと、トップレベル URL の /newticket にリンクする動作でした。しかし 0.11 では Wiki の名前空間にとどまり、兄弟の位置にあるページにリンクします。新しいシンタックスについては [#Server-relativelinks サーバ相対リンク] を参照してください。 
     110 
     111=== InterWiki リンク === #InterWikilinks 
     112 
     113他に、プレフィックスを自由に定義して、他の Web アプリケーションのリソースをポイントさせることができます。プレフィックスと対応する Web アプリケーションの URL の定義は特殊な Wiki ページ、 InterMapTxt ページで定義されます。 他の TracEnvironment へのリンクを作ることもできますが、より柔軟に他の TracEnvironment を指す特別な方法があることを覚えておいてください。 
     114 
     115=== InterTrac リンク === #InterTraclinks 
     116 
     117InterWiki リンクと同じ要領で使用できますが、リンクする対象を他の Trac プロジェクトに特化した機能です。 
     118 
     119プレフィックスとして定義した他の Trac Environment の名前とコロンに続けて、あらゆる種類の Trac リンクを記述することで、一つの Trac Enviroment から他の Trac Environment のリソースを参照することができます。このリモートの Trac Environment は、名前そのものかエイリアスとして、あらかじめ登録しておく必要があります。詳しくは InterTrac を参照してください。 
     120 
     121InterWiki リンクに対する InterTrac リンクの利点は、 InterTrac リンクが Trac リンクの短縮書式を解釈できることにあります。例えば、チケットへのリンクは `#T234` (T は Trac Project へのエイリアスに設定されているとします) と書くことができ、チェンジセットへのリンクは `[trac 1508]` と書くことができます。 
     122 
     123=== サーバ相対リンク === #Server-relativelinks 
     124 
     125静的リソースや `newticket` のような固定リンク、 `/register` ページのような 
     126サーバ内で共有するリソースなど、 Trac のリンク機構にビルトインされていない 
     127リソースに対して Project 内でリンクする機能は時折、有用になります。 
     128 
     129Project 内のリソースにリンクするためには、 Project root からの絶対パスか、 
     130現在のページの URL からの相対リンクを使用します (''0.11 で変更された箇所です''): 
     131 
     132{{{ 
     133[/newticket Create a new ticket] 
     134[/ home] 
     135}}} 
     136 
     137表示: [../newticket newticket][[comment(FIXME that's the 0.10 syntax)]]  [/ home] 
     138 
     139サーバ上の他のロケーション (Project の外部) にリンクするためには、 '//location' リンクシンタックスを使用します (''0.11 で変更された箇所です''): 
     140 
     141{{{ 
     142[//register Register Here] 
     143}}} 
     144 
     145表示: [//register Register Here] 
     146 
     147=== Trac リンクで空白文字をエスケープする === #QuotingspaceinTracLinks 
     148 
     149TracLinks のプレフィックスの後ろにスペースを含んだターゲットがある場合、 
     150シングルクォーテーションかダブルクォーテーションで囲みます。 
     151例: 
     152 * !wiki:"The whitespace convention" 
     153 * !attachment:'the file.txt' もしくは 
     154 * !attachment:"the file.txt"  
     155 * !attachment:"the file.txt:ticket:123"  
     156 
     157=== リンクの無効化 === #EscapingLinks 
     158 
     159!TracLinks を無効化するには、先頭に '!' (エクスクラメーションマーク) を付けます。 
     160{{{ 
     161 !NoLinkHere. 
     162 ![42] is not a link either. 
     163}}} 
     164 
     165表示: 
     166 !NoLinkHere. 
     167 ![42] is not a link either. 
     168 
     169 
     170=== パラメータつきの Trac リンク === #ParameterizedTraclinks 
     171 
     172Trac リンクの対象となる Trac リソースは通常、パラメータで制御される複数の表示形式を持っています。例えば、 Wiki ページでは `version` や `format` パラメータを使用でき、レポートでは動的変数の使用ができます。 
     173 
     174あらゆる種類の Trac リンクは、 URL のクエリパラメータに相当する方法で記述できる。任意の組み合わせのパラメータを持っています。例えば: 
     175 - `wiki:WikiStart?format=txt` 
     176 - `ticket:1?version=1` 
     177 - `[/newticket?component=module1 create a ticket for module1]` 
     178 
     179 
     180== TracLinks リファレンス == #TracLinksReference 
     181以下に示すセクションは特定のリンクの種類の詳細について記述しています。 TracLinks の上級者向けの使用方法も同時に記述します。 
     182 
     183=== attachment: リンク === #attachment:links 
     184 
     185添付ファイルへのリンクのシンタックスは次に示すとおりです: 
     186 * !attachment:the_file.txt は、現在のオブジェクトに添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。 
     187 * !attachment:the_file.txt:wiki:MyPage は、 Wiki ページ !MyPage に添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。 
     188 * !attachment:the_file.txt:ticket:753 は、チケット 753 に添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。 
     189 
     190Note: 古い記法ではファイル名を最後に書いていました。この記法はまだ使うことができます: !attachment:ticket:753:the_file.txt 
     191 
     192添付ファイルページではなく、添付ファイルの内容に直接リンクしたい場合は `attachment:` の代わりに `raw-attachment:` を使用してください。 
     193 
     194このリンクは HTML ドキュメントなどを直接指す目的では使いやすいですが、この方法を使うためには `[attachment] render_unsafe_content = yes` (See TracIni#attachment-section) を設定し、 Web ブラウザに内容を表示できるように設定しなければなりません。注意: この設定を行うのはファイルを添付するユーザのことを 100% 信頼できる場合だけにしてください。そうでない場合、サイトが [http://ja.wikipedia.org/wiki/クロスサイトスクリプティング クロスサイトスクリプティング] 攻撃に晒されることになります。 
     195 
     196See also [#export:links]. 
     197 
     198=== comment: リンク === #comment:links 
     199 
     200該当するチケットの内部では、 !comment:3 と書くと 3 番目の更新のコメントにリンクします。 
     201それ以外の場所であっても、チケットを特定することで、どこからでもコメントへのリンクが可能です: 
     202 - !comment:3:ticket:123  
     203 - !ticket:123#comment:3 (Note: !#123#!comment:3! という書き方は間違っています) 
     204 
     205=== query: リンク === #query:links 
     206 
     207TracQuery#UsingTracLinks と [#ticket:links] を参照してください。 
     208 
     209=== search: リンク === #search:links 
     210 
     211TracSearch#SearchLinks を参照してください。 
     212 
     213=== ticket: リンク === #ticket:links 
     214 
     215通常使用される `ticket:id` 形式のほか、 `id` の代わりにチケットのリストやチケットの範囲を指定できます。これはカスタムクエリの検索結果ビューへのリンクを生成します。検索結果は指定したチケット固定です。 
     216 
     217例:  
     218 - `ticket:5000-6000` 
     219 - `ticket:1,150` 
     220 
     221''(Trac 0.11 以降)'' 
     222 
     223=== timeline: リンク === #timeline:links 
     224 
     225タイムラインへのリンクは ISO:8601 形式で日付を指定して生成できます。日付の指定には、任意で時刻の指定を続けることもできます。この時刻は UTC 時刻で解釈されますが、 UTC 時刻を使用したくない場合はタイムゾーンを続けて指定することで、ローカルタイムを使用できます。 
     226 
     227例: 
     228 - `timeline:2008-01-29` 
     229 - `timeline:2008-01-29T15:48` 
     230 - `timeline:2008-01-29T16:48Z+01` 
     231 
     232''(Trac 0.11 以降)'' 
     233 
     234=== wiki: リンク === #wiki:links 
     235 
     236WikiPageNames と、このページの [#QuotingspaceinTracLinks Trac リンクで空白文字をエスケープする] を参照してください。 
     237 
     238=== バージョン管理に関連するリンク === #VersionControlrelatedlinks 
     239==== source: リンク ==== #source:links 
     240 
     241source:/some/path 形式のリンクは、パスがディレクトリを示しているならば 
     242ディレクトリブラウザを開き、それ以外の場合はリビジョンログを表示します。 
     243 
     244特定のリビジョンを指定してリンクすることもできます : 
     245 - `source:/some/file@123` - file のリビジョン 123 にリンクします。 
     246 - `source:/some/file@head` - file の最新リビジョンにリンクします。 
     247ディレクトリブラウザを開き、それ以外の場合はリビジョンログを表示します。 
     248 
     249リビジョンを指定した場合はさらに特定の行番号にリンクすることさえできます : 
     250 - `source:/some/file@123#L10` 
     251 - `source:/tag/0.10@head#L10` 
     252 
     253さらに、特定の行をハイライト表示することもできます : 
     254 - `source:/some/file@123:10-20,100,103#L99` - 10 行目から 20 行目、 100 行目、 103 行目をハイライトします。 
     255''(0.11 以降)'' 
     256 
     257==== export: リンク ==== #export:links 
     258 
     259ブラウザでリンクをクリックしたときに、リポジトリ内をブラウザに表示するのではなく、ダウンロードを強制するためには `export` リンクを使用します。いくつかの形式が使用できます : 
     260 * `export:/some/file` - file の最新リビジョンをダウンロードします。 
     261 * `export:123:/some/file` - file の リビジョン 123 をダウンロードします。 
     262 * `export:/some/file@123` - file の リビジョン 123 をダウンロードします。 
     263 
     264リポジトリにチェックインされている XML や HTML 文書を、正しいスタイルシートと画像で表示する場合などには非常に使いやすいですが、この方法を使うためには `[browser] render_unsafe_content = yes` (See TracIni#browser-section) を設定し、 Web ブラウザに内容を表示できるように設定しなければなりません。設定されていない場合、セキュリティを確保するため、そのファイルを Web ブラウザ上で表示せず、添付ファイルと同じようにダウンロードさせます。 
     265 
     266特定のファイルの代わりにリポジトリのディレクトリのパスが指定されると、ソースブラウザはディレクトリを表示します (`source:/some/dir` と同じ) 。 
     267 
     268==== log: リンク ==== #log:links 
     269 
     270`log:` リンクはリビジョンの範囲を表示するために使用します。最も単純な形式では、特定パスの最新のリビジョン群へのリンクを生成します。リビジョンを指定することで、最新以外の任意のリビジョンを表示することもできます。 
     271 - `log:/` - リポジトリのルートディレクトリでの最新のリビジョン群 
     272 - `log:/trunk/tools` - `trunk/tools` での最新のリビジョン群 
     273 - `log:/trunk/tools@10000` - `trunk/tools` での 10000 から始まるリビジョン群 (訳注: 10000 以前のリビジョン) 
     274 - `log:@20788,20791:20795` - リビジョン 20788 と 20791 から 20795 までの範囲のリビジョンを表示する 
     275 - `log:/trunk/tools@20788,20791:20795` - リビジョン 20788 と 20791 から 20795 までの範囲のリビジョンのうち、 `/trunk/tools` に影響したものを表示する 
     276 
     277リビジョン範囲の短縮形式は以下の通りです: 
     278 - `[20788,20791:20795]` 
     279 - `[20788,20791:20795/trunk/tools]` 
     280 - `r20791:20795` (ただし `r20788,20791:20795` や `r20791:20795/trunk` は使用できません) 
     281 
     282最後に、上記のすべてについて、リビジョン範囲の書式は `x:y` と `x-y` のどちらでも使用することができます。 
     283 
     284---- 
     285See also: WikiFormatting, TracWiki, WikiPageNames, InterTrac, InterWiki 
     286