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初期バージョン から バージョン 1 における更新: TracLogging

差分発生行の前後
無視リスト:
更新日時:
2009/01/08 04:02:11 (16 年 前)
更新者:
trac (IP アドレス: 127.0.0.1)
コメント:

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凡例:

変更なし
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変更
  • TracLogging

    v1 v1  
     1= ログ = #TracLogging 
     2[[TracGuideToc]] 
     3 
     4Trac は Python の標準 [http://docs.python.org/lib/module-logging.html ロギングモジュール] (訳注: [http://www.python.jp/doc/release/lib/module-logging.html 日本語ドキュメント]) を使用したシステムメッセージのログ出力に対応しています。 
     5 
     6ログは [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `[logging]` セクションで設定することができます。 
     7 
     8== 対応しているログの種類 == #SupportedLoggingMethods 
     9 
     10ログの出力方法は [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_type` オプションで設定されます。以下の値が使用できます: 
     11 
     12 '''none''':: すべてのログメッセージを抑制する。 
     13 '''file''':: ログをファイルに出力する。 [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の ''log_file'' ディレクティブで指定する。 
     14 '''stderr''':: コンソールにすべてのログを出力する。([wiki:TracStandalone tracd] のみ) 
     15 '''syslog''':: (UNIX) 名前付きパイプ `/dev/log` を通してすべてのログメッセージをローカルの syslog に送信する。 syslog はデフォルトでファイル /var/log/messages に出力される。 
     16 '''eventlog''':: (Windows) イベントログに Trac のログを出力する。 
     17 
     18== ログレベル == #LogLevels 
     19 
     20出力するログの冗長レベルは [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_level` オプションで指定します。ログレベルは出力するログメッセージの最低限のレベルを定義します。レベルには下記の種類があります: 
     21 
     22 '''CRITICAL''':: 最も重要なエラーのみ。たいていは致命的なメッセージです。 
     23 '''ERROR''':: 処理失敗、バグ、エラー。 
     24 '''WARN''':: 警告、処理を中断するほどではないイベント。 
     25 '''INFO''':: 診断メッセージ。すべてのプロセスについてのログ情報。 
     26 '''DEBUG''':: トレースメッセージ、プロファイリングなど。 
     27 
     28== ログの出力フォーマット == #LogFormat 
     29 
     30Trac 0.10.4 以降 ([http://trac.edgewall.org/ticket/#2844 #2844] を参照) では、 [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_format` オプションを使用することで、ログエントリーの出力フォーマットを設定することが可能です。フォーマットは [http://docs.python.org/lib/node422.html Python ロギングフォーマッタ変数] を含むことができる文字列です。そのうえ、以下の Trac 特有の変数を使用することができます: 
     31 '''$(basename)s''':: Environment のベースネーム 
     32 '''$(path)s''':: Environment の絶対パス 
     33 '''$(project)s''':: プロジェクト名 
     34 
     35Note: 変数には、パーセント記号 (`%(...)s`) ではなく、ドル記号 (`$(...)s`) を使用します。 
     36 
     37デフォルトのフォーマットは以下の通りです: 
     38{{{ 
     39log_format = Trac[$(module)s] $(levelname)s: $(message)s 
     40}}} 
     41 
     42以下は、ログにプロジェクト名を出力する例です (全てのログが同じ場所 (例えば `syslog`) に出力される複数プロジェクト環境で役に立ちます) 。この例では、プロジェクトを特定するのに `basename` を使用しています: 
     43{{{ 
     44log_format = Trac[$(basename)s:$(module)s] $(levelname)s: $(message)s 
     45}}} 
     46 
     47---- 
     48See also: TracIni, TracGuide, TracEnvironment